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イカサマの語源

いんちきやペテン、詐欺的行為、あるいはまがい物、偽者などのことを「イカサマ」といいますよね。「イカサマ賭博で酷い目に遭った」、「イカサマ野郎に嵌められた」等々。
さて、ではなぜこの、いんちき、ペテンの類いを「イカサマ」と呼ぶようになったのでしょうか。その語源の由来として有力な説がふたつあります。

まずひとつは、武士言葉の「如何様(いかさま)」が語源である、とするものです。
「如何様」は、「如何」と「様」が合わさった表現で、用法によって意味は違ってきますが、確信を持った肯定の意味もあります。
「確かに」「本当に」「その通り」あるいは「間違いない」などといった意味合いで、例えば、武士が相手の意見などに同調・賛意を示す場合に「如何様、左様でござる」となどいう言い方をしました。

平和な時代が長く続き、武力よりも金が重んじられる世の中になると、武士の生活も楽ではなくなってきました。
落ちぶれた武士のなかには困窮して、「如何様、左様でござる」と鷹揚に答えておきながら、己の利益のために、裏ではこっそり相手をだますような真似をする輩も出てきました。
一杯食わされた相手は怒って、だました武士の言葉の一部を捉えて、「あの如何様野郎」などと罵ったそうです。
それが転じて、いかにも本当らしい偽物やまがいもの、またはインチキやペテン、詐欺的行為を「如何様=イカサマ」と呼ぶようになったということです。
経済優先の世知辛い世の中になると、武士も生活が大変だったのですね。「武士は食わねど高楊枝」とは、中々いかないもののようです。

…続きは『That’s 雑学11』
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