1. TOP
  2. スポタメ
  3. 「土俵には金が埋まっている」。給金相撲って何?

「土俵には金が埋まっている」。給金相撲って何?

大相撲の取組みで、勝ち越しがかかった一番を「給金相撲」、そして首尾よく勝ち越せば「給金を直した」などといいますよね。ではこの「給金」とはいったい何のことでしょう。

力士は、月給と力士褒賞金のふたつが主たる報酬(その他にも賞与・賞金や特別手当、出張手当等もあります)です。このうち、成績給に当たり、場所毎に支給される力士褒賞金がいわゆる「給金」と呼ばれるものです。

力士は、序ノ口デビューした際、力士褒賞金=給金の最低支給標準額として3円(実際はこの4000倍で計算しますから最低標準金額は1万2千円です)が与えられ、それが持ち給金となります。以降、番付や成績に応じて、持ち給金は加算されていきます。

力士褒賞金(以下持ち給金と記します)は、本場所で勝ち越す度に加算されていきます。
十両以上の力士は、本場所ひと場所15番(幕下以下は7番)ですから、勝ち越しは8勝以上(幕下以下は4勝以上)ということになり、もし8勝7敗ならば、勝ちと負け(休場は負け換算)の差がひとつなので、勝ち越し点は1点となります。
この勝ちと負けの差に応じて、勝ち越し点が付与され、勝ち越し点1点につき、0.5円(実際は2000円)が持ち給金に加算されます。
このように、勝ち越せば、持ち給金が上がることから、勝ち越しのかかった一番を「給金相撲」、勝ち越しを決めれば「給金直し」というのですね。
初日から中日まで連勝して勝ち越しを決めた場合は「ストレート給金直し」といいます。
また、負け越した場合は「向こう給金」などといいます。

平幕力士が横綱からあげた勝ち星を「金星」と呼びますが、この金星ひとつにつき、持ち給金は10円(4万円)加算されます。
その他にも、幕内最高優勝1回につき30円(12万円)が、全勝優勝だった場合は50円(20万円)が、持ち給金に加算されます。

力士褒賞金は、番付によって最低支給標準額が決まっていて、昇進し、その地位の最低額に持ち給金が達していなかった場合は差額が自動的に加算されます。
昇進した際に、すでにその地位の支給標準額を上回っていても、持ち給金が減らされることはありません。獲得した持ち給金は、負け越しても減ることはありませんが、番付が下がった場合は、昇進時の増額分に相当する金額が減額されます。

…続きは『That’s 雑学11』
iBooks(iPhone/iPad) | Kindle(amazon) | Google Play | 楽天kobo