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御徒町駅(台東区)にまつわる話。

御徒町駅は1925年(大正14年)に東北本線の神田―上野駅間が開通したのに伴って開業しました。
これによって山手線は環状につながることになり、現行の環状運転が開始されました。
現在は山手線と京浜東北線が停車します。
駅の周辺には東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅、銀座線の上野広小路駅、都営地下鉄大江戸線の上野御徒町駅があります。

駅名の御徒町は開業当時の町名で、江戸時代に江戸城や将軍の護衛を行う下級武士である御徒(おかち)が多く住んでいたことに由来します。
現在では御徒町の名は駅名等には残っていますが、町名としては消滅しています。

駅の北口から上野方面のガード沿い一帯には、アメ横の通称で知られる商店街「アメヤ横丁」があります。
アメ横は戦後の闇市から始まり、特に飴を売る店が多かったことや、アメリカ進駐軍の放出物資を売る店も多かったことからアメヤ横丁と呼ばれ、さらにアメ横と略称されるようになりました。
現在では飴などの菓子類を売る店もありますが、主に魚介類や乾物などの食品や、衣類、雑貨、スポーツ用品、化粧品、宝飾品などの店が多く集まっています。
年末には正月用の生鮮食品などを買い求める人たちで溢れかえり、その様子が年の瀬の風物詩として各メディアで中継されることで有名となりました。

一方、駅の南口方面には宝石・貴金属店が多く集まっています。
御徒町周辺には多くの寺社があったため、江戸時代から仏具や銀器の飾り職人が多く集まり、明治時代には指輪を製作・加工する業者が増えました。
戦後はアメリカ軍の兵士が時計やアクセサリーを売買していた関係で、時計や宝飾品の修理や仲買機能を果たすようになり、宝飾品取引の中心地となりました。
現在では日本唯一の宝飾問屋街「ジュエリータウンおかちまち」として、通りには「エメラルドアベニュー」「ルビーストリート」など宝石の名が付けられ、地域一帯となった街づくりが進められています。
また最近ではインド人業者の進出がめざましくなっています。